マイル生活

【マイル生活】行き先をちょっとだけコントロール!どこかにマイル攻略法

本記事の想定読者

  • JALマイルを貯めて国内旅行に行こうと考えている人
  • 「どこかにマイル」サービスを活用したいが、行き先が選べずに躊躇している人
  • 「どこかにマイル」サービスを始めて使う人

今回の結論

「どこかにマイル」サービスを使う場合は、座席の空き状況を入念にチェックする!
というのが、今回の記事でお伝えしたい内容となります。

申し込み手続きをする際、自動的に表示される行き先をただ選ぶだけでなく、行きの便、帰りの便の出発時刻を変えながら行き先を更新することで、どこなら行けるのか、という点を「何となく」絞り込むことが可能と考えています。

加えて、通常の航空券予約から座席の空き状況をチェックすることで、どの便に回される可能性があるかを、これまた「何となく」察することが可能と考えています。

上記2点のステップを踏むことで「どこに行くのかわからない」サービスを「行きたい所に少しだけ寄せた上で、どこに行くかわからない」にしよう!というのが本記事の趣旨です。

ちなみに、マイルを効率よく獲得するための方法は別記事として投稿済みですので、もしよければこちらも合わせて読んでいただければ幸いです。

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はじめに

どこかにマイルとは?

JALマイレージサービスを利用している方であればご存じかと思いますが、そうでない向けに簡単に説明させていただきます。

「どこかにマイル」とは、通常であれば往復で最大15,000マイル、片道でも7,500マイル必要なところが往復6,000マイルで、日本国内のどこかに行ける、というサービスです。
ただし、以下の条件があります。
 ※細かい制限は他にもありますが、代表的なところを記載しています。詳細は公式サイトを参照いただければ幸いです

  1. 利用可能な人はJALマイレージバンク(以下、JMB)会員のみ
  2. 行き先は指定できない(候補の中から選ぶことは可能)
  3. 行きの便、帰りの便ともに出発時刻の指定はできない

どこかにマイルのメリット・デメリットは?

メリットは「消費マイルが圧倒的に少なく済む」という点に尽きます。
往復6,000マイルで移動が可能、というのがいかにお得かは、以下の表を参照いただければご理解いただけると思います。

画像出典:JALグループ国内線特典航空券 必要マイル数(2021年2月に公開された情報)

一番距離の近い区間(表内、A区間)でさえ片道で6,000マイル必要と考えると、圧倒的にお得なサービスであり、マイルを貯めている人であれば利用しない選択肢は無いでしょう。

デメリットはやはり「どこに行くか、最終的な決定は自分ではできない」という点に尽きます。

前出の公式サイトを参照いただければご理解いただけるかと思いますが、仕組みとしては「行き先は提案される4か所の中からランダムで選択される」形であり、選択肢の更新・再表示は可能であるものの、最後の決定はシステムに委ねるしかありません。

この点を何とか攻略できないか、思い通りにできないまでもうまく使うことができないか、という点が、本記事のテーマとなります。

以下、私が実践している攻略法を記載しますが、先に言い訳しておきます。
完全に思い通りの行き先を選択することはできません。
また、実践する中で有効であったと感じた内容であり、JALから公式の見解として示されたものではありません。
それでも良ければ読み進めていただければ、、、、

どこかにマイルを攻略する!

攻略法⓪:心構え

ポイントは「行きたい所を選ぶ」ではなく「あまり行きたいと思えない所を回避する」という考え方でサービスを利用することです。

4つの選択肢が示されるともなると、凄く行きたい所もあれば「ここはあんまり・・・」と思える場所が表示されるのは仕方のないことです。

人は利益よりも損失をより大きく評価する、なんて話もありますが、すごく行きたい所が1つ、行きたくない所が3つ、という選択肢の中からシステムに抽選してもらうよりも「どこに行っても悪くないかな」と思える選択肢をそろえた状態で抽選に臨むことをお勧めします。

攻略法①:人気路線(行き先)の考え方

どこかにマイルで確保する座席も、普通に料金を支払って確保する座席も、同じ座席であることには変わりはありません。

で、マイルで予約が可能な座席数には上限があり、且つその上限は変動します。
航空会社側からしてみても、お金を払って乗ってもらえるならそちらの方が良いですよね。
お金を払ってくれる人が多い路線というのは、当然のことながら人気路線です。

つまり「人気路線(行き先)が出てきたとしても、それが選択される可能性は低い」と考えられます。

上記の画像は特定の条件(3/17-3/21、羽田-那覇、大人2名・子供2名)で検索した場合結果ですが、実際にお金を払う場合と比較して、マイルで座席を確保する場合は空きが無いものとして扱われているのがわかります。

今回のケースであれば表示されないのが逆にプラスに働き、どこかにマイルの表示によって釣られることはないと思いますが、表示された場合は、どこかにマイルで確保しようとしている路線・便の座席がどの程度人気か、どの程度空いているか確認することが望ましいです。

攻略法②:出発時間・到着時間で絞り込む

どこかにマイルを申し込む際の検索のポイントとして「出発時間・到着時間での絞り込み」は有効です。

以下画像は行き先検索結果画面の下部にある条件設定欄について、出発時間・到着時間を指定しなかった場合と、到着時間のみ指定した場合の検索結果の違いを表しています。

「時間帯指定なし」で検索すると複数の行き先候補が表示されますが、到着時間を指定すると候補が表示されなくなります。

「以下をご確認ください」という文言に続けて表示されているメッセージを「よくある質問」から検索しても該当する質問は表示されませんが、恐らくは到着次男として設定した時間帯である「12:00-15:59」の間で帰ってこれる行き先が4か所揃わなかったと考えられます。(1か所もなかった、ではないのがポイント)

ちなみに、行き先表示の決定ルールについて一番近いと思われた質問とその回答は以下となります。

画像出典:JALどこかにマイル よくある質問

検索結果が表示されない場合は少々難しいのですが、出発時間・到着時間をこまめに変えながら検索を繰り返すことで、ある程度、任意の行き先を表示させる・除外することが可能となります。
ただし、福岡や大阪のように、1日に何便も往復するような場所ではなく、地方の空港となると便数が少ないことから、少し時間帯指定しただけですぐに4か所揃わなくなる(結果表示されなくなる)ため、日程に余裕を持った予約の場合に効果を発揮すると考えています。

攻略法③:「時間帯指定なし」の考え方

3つ目は、攻略法というよりは旅行計画を立てるにあたっての心構えに近いです。

検索条件としては当然のことながら「時間帯指定なし」が最も多くの選択肢を表示させるための検索条件となります。

では、この状態で申し込んだ場合、出発時間・到着時間はどのような時間帯になるのでしょうか。

経験に基づいてお伝えしますと「一番人気のなさそうな時間帯に回される可能性が高い」です。
出発日は夜遅くの便になります。なぜなら初日が移動だけで終わってしまうからです。
帰着日は朝早くの便になります。なぜなら最終日が非常に慌ただしくなるからです。

昨年・今年とどこかにマイルを活用して広島・熊本に行きましたが、いずれも同様の形となっています。(それ以前利用した際も、人気のありそうな時間帯での移動とはならなかったように記憶しています)

人気の便の座席は勝手に埋まるので、埋まらなそうな便に振り向けていくと考えると、ある程度理解できる部分はあります。
なので、この点を念頭に置いて申し込みを行うと、覚悟ができている分、ストレスも軽減されるのではないでしょうか。

まとめ

今回紹介した攻略法をまとめると、以下となります。

  1. 人気路線の表示に気を付ける(釣りではないが期待はしにくい)
  2. 出発時間・到着時間の条件設定で絞り込む(当たりそうな便を把握する)
  3. 「時間帯指定なし」での予約は夜間・早朝が多いと心得る(人気薄の時間帯)

普通に航空券を購入する、あるいはマイルを用いて特典航空券を予約するケースと比べると制約が大きいのは事実です。

ただし、やはりお金は節約したいものですし、マイルを貯めるのは時間がかかることを考えると、マイルを使う場合も有効に活用したいと思うのは当然のことです。

マイルを有効活用して思う存分旅行を楽しんでいただくうえで、本記事に記載した内容が参考になれば幸いです。

ありがとうございました。