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本記事の想定読者
- インスタントの麻婆豆腐の素はお店に劣ると思い込んでいる人
- 本当に美味しい麻婆豆腐の素を知りたい人
- 家で作る中華の可能性を信じている人
今回の結論
今回お伝えしたいのは「美味しい麻婆豆腐の素にプラスひと足しすれば、お店に負けない麻婆豆腐が食べられる」です。
お店で食べる麻婆豆腐、確かに美味しいです。ただし外食となるとどうしても家で食べるよりもお金がかかります。それが人気店・有名店ともなればそれなりのお値段になることもしばしば。
そんな美味しい麻婆豆腐、自分で調理しなくても、インスタントの麻婆豆腐にひと工夫するだけで食べられます。500円あればおつりが来ます。
頑張り不要。1000円札も不要。私が個人的に美味しいと推奨できる麻婆豆腐の素4選を紹介します。ちなみに4つの商品ですが、以下となります。何れも、別途挽き肉が必要な商品となる点、ご承知おきください。
- 麻辣麻婆(ハナマサ)
- 李錦記 麻婆豆腐の素
- 丸美屋 七味芳香 麻婆豆腐の素
- 陳麻婆豆腐
はじめに
(中華料理と中国料理の違いを踏まえた本ブログのスタンスは火鍋回の記事を参照ください)
スーパーマーケットに並んでいるインスタント中華料理の素の種類は多岐に渡りますが、その中でも麻婆豆腐は知名度もあってか、ひときわ種類が多いです。
皆様の中にも購入された経験がある方は多いと思いますが、その際、どうしても定番の製品、あるいはいつも購入している製品を手に取ってしまうのではないでしょうか。
実に勿体無いと思います。ただ、その気持ちも理解できます。
違うのを買ってみて美味しくなかったら悲しくなる、というのはその通りです。
そんな中でも「新しい商品を試してみたい」と思っている方に対して、そのままでも美味しい商品として冒頭に挙げた4つの商品を紹介しつつ、更に美味しくするコツを合わせてお伝えしたいと思います。
ちなみに、いずれの商品を調理する際も共通の処理として、以下の作業を実施しています。
- 豆腐をさいの目切りにして、電子レンジで加熱する(600Wで5分程度)
加熱後の豆腐はザルに上げて水気を切る - 挽き肉をカリカリになるまでしっかり炒める
(私は豚赤身挽肉を使用していますが、赤身ではない場合、合挽肉の場合は痛めた際の油をキッチンペーパーで吸い取ると風味がよくなり、カリカリになります) - (食べる直前ですが)大量の花椒+藤椒をかける
※花椒+藤椒の詳細に関しては、こちらの記事を参照ください。
①麻辣麻婆(ハナマサ)
麻辣麻婆の概要・特徴
こちらは「肉のハナマサ」で販売されている商品「麻辣麻婆」となります。
(お店の説明に関しては、同じくハナマサで販売されている火鍋の素に関する記事を参照ください)
パッケージから漂う本場感。実際、ほかの商品と比べると少々癖が強いです。
この商品が好きになれるかどうかは、八角の香りが好きかどうかで判断が分かれるところかと思います。
辛味・痺れも中々にありますが、パッケージの画像ほどではありません。
他のスーパーマーケットで販売されている商品と方向性が少々違いますが、何も足さずとも、このままで充分美味しい商品です。
麻辣麻婆にひと足し!
概要に記載した通り、八角の香りが強い商品です。
そのため、同じ風味を持つ五香粉(ごこうふん、ウーシャンフェン)をかけるのはお勧めです。かけすぎ注意の調味料ではありますが、、、、
また、本記事内「はじめに」内に記載した、花椒+藤椒を大量にかけると、かなり尖った味になります。
その他「お好みの粘度まで加熱する」という工程が作り方として記載されており、この工程で味を調節することが可能です。気持ち濃いめの味になるまで水分を飛ばすのをお勧めします。(より商品の風味が強く感じられて美味しいです)
②李錦記 麻婆豆腐の素
李錦記 麻婆豆腐の素 概要・特徴
こちらは中華風調味料に大体記載のある「李錦記」から出ている麻婆豆腐の素となります。ハナマサの麻辣麻婆と比べると癖がなく、辛味がそこまで強くない一方で、甜面醤(テンメンジャン)の旨味が前面に出ています。
それでいて、スーパーマーケットに並ぶ他商品と比べると「いい意味で」独特の風味があり、大変美味しいと思います。
八角よりも甘味噌のほうが日本人に馴染みがあると認識していますが、その観点でいうと麻辣麻婆よりも万人受けする味なのではないでしょうか。
パッケージには「熟成唐辛子」といった文言が記載されていますが、辛味よりも甘味を感じられます。その上で花椒の風味も感じられます。
四川式とありますが、それだけで反射的に「超辛い商品だ!」「中辛なんて嘘だ!辛すぎ!」と身構える必要はない、本当に美味しい商品だと思います。
普段私はオーケーストアでこれを購入していたんですが、最近になってお店から消えてしまい、Amazonでのまとめ買いを余儀なくされています。
他の商品と比べると置いてるお店が少ないような気もします。
李錦記の調味料とかはあるんですけどね、、、
李錦記 麻婆豆腐の素にひと足し!
今回紹介する4品の中でどれが一番美味しいか、と問われると、多分この商品と答えます。
それくらい美味しいです。辛さよりも旨さ。
この商品に辛味を足すのは誤りだと思います。あえて足すなら花椒と藤椒で充分です。
また、あまり油分が強くない商品なので、辣油や山椒油を足してしまうと勿体ない気がしています。甘味を足さず。辛味も足さず。そのままで十分美味しい、お勧めの一品です。
③丸美屋 七味芳香 麻婆豆腐の素
丸美屋 七味芳香 麻婆豆腐の素 概要・特徴
日本人がイメージする麻婆豆腐の素と言えば丸美屋、という方は多いのではないでしょうか。辛味や痺れは抑え目の万人受けする商品を昔から販売しています。
挽き肉がいらないという手軽さも世のお母さんの味方という感じがある一方で、別途トロミ粉を加える必要がある、という点も昔ながらの感じがします。
で、そんな定番商品から少々はみ出した商品が「七味芳香 麻婆豆腐の素」です。
こちらは花椒が別添えで添付されており、使用しなければ子供でも十分食べられる辛さに仕上がります。
また、別ブランドとはいえそこは丸美屋の製品、旨味は定番の商品と比べて強いですが、
万人受けする商品、というポイントは外していません。安定して美味しいです。
舌に自信があるわけではないですが、醤油ベースというか、どこか和の風味を感じます。
丸美屋 七味芳香 麻婆豆腐の素にひと足し!
万人受けする味、と書きましたが、それはつまり味の足し甲斐があるということでして、、、
辛味が欲しければ唐辛子や辣油、豆板醬を。
痺れが欲しければ花椒+藤椒を。
旨味を足したければ豆鼓(トウチ)を。
甘味が欲しければ甜面醬を。
元々の商品が美味しく、且つ極端な特徴がないので、何を足しても美味しくできるという点で、今回商品する4品の中で最も汎用性の高い商品だと思います。
④陳麻婆豆腐
陳麻婆豆腐 概要・特徴
はい、お馴染みの人にはお馴染みな商品です。
今回紹介する商品の中で最も辛味に特化した商品が、陳麻婆豆腐です。
すでにご存じの方も多いのかもしれませんが、陳麻婆豆腐って1つのジャンルなんですね。
どこまでが陳麻婆豆腐なのか、実は私は理解していません。「陳麻婆豆腐」で探すといろいろな画像が出てきますが、共通点があるようにも見えますが別物であるようにも見える、、、
こちらの商品、今回紹介する4種類の商品の中で、唯一の輸入商品です。
パッケージ背面に「原産国:中国・四川省・成都市」としっかり記載されています。
で、申し訳ありません。メーカー公式の画像リンクを参照できず、且つこの記事を執筆している時点で手元に商品がなく、画像なしです・・・
なので何とか文字でイメージを膨らませていただけばと思うのですが、
この商品、とにかく辛いです。旨味ももちろん感じるんですが、まぁ辛い。
書きながら思ったんですが、これは以前悶絶した火鍋の味にそっくりですね。
四川風ってつまりこういうことなのか、と妙に納得しました。
陳麻婆豆腐にひと足し!
本場感を求めるなら間違いなくこの商品が良いです。且つ、何も足さずに食べてこそだと思います。そこに花椒+藤椒を足せば、本物志向の人には堪らないのではないでしょうか。
が、美味しく食べようと思うと、私は蜂蜜をお勧めします。
砂糖でも悪くはないんですが、見た目にツヤが出て美味しそうに見えるのと、蜂蜜そのものの旨味があるという点で、砂糖より蜂蜜を推します。
蜂蜜の容器にもよるんですが、15㎝前後の円を描くように入れます。
結構な量が入るんですが、それに負けない辛味があるので、上手くまとまってくれます。
まとめ
世の中には沢山のインスタント麻婆豆腐の素が溢れていますが、その中でも今回挙げた4つの商品は非常にクオリティが高いと思います。お値段のことを考えると5割増し位で美味しく感じられるのではないでしょうか。
また「ひと足し」として記載した内容について実践いただければ、お家で美味しい中華を食べられる幸せ、豊かさを感じられるのではないかと思います。
ありがとうございました。