本記事の想定読者
- 日本人向けにカスタムされた中華料理に物足りなさを感じている人
- お家で本場の中華を食べたいが作るのは躊躇してしまう人
- とにかく麻辣!とにかく痺れ!といった具合に刺激に飢えている人
- ご飯よりも麺派、鍋よりも麺派!といった具合で中華料理の中でも麺が好きな人
今回の結論
今回お伝えしたいことは「ハナマサの旨辛汁なし担々麺は、旨辛に偽りなしの美味しさ」です。
別記事の火鍋回(ハナマサで買える火鍋の素)において、日本がガチ中華時代を迎えていると書きましたが、実は火鍋よりも前にそれを感じるきっかけになった商品があります。
それが、今回ご紹介する、ハナマサで買える汁なし担々麺です。
人気店に勝てるほどではないですが、この商品よりも美味しいお店を探すのはそれなりに大変ではないかと思えるような、コスパで考えると大変満足度の高い商品です。
上記、火鍋回の記事ほど危険ではなく、美味しさを感じられるレベルに仕上げられていますので、気になる方は本記事を読み進めていただければ幸いです。
はじめに
(中華料理と中国料理の違いを踏まえた本ブログのスタンス、ガチ中華時代のくだりなどは火鍋回の記事を参照ください)
皆様ご存じの通りの通り、中華料理にも麺料理が多数あります。特に担々麺など、今やどのラーメン屋、中華料理屋に行っても確実にあると言って良いでしょう。
どのお店で食べても大体美味しいんですが、少なくともお店で共通していたのは「黄色い縮れ麺で、スープは濃厚だけどそこまで辛くない」という点でした。
そのため、満足度は高いんですが麻辣の刺激を欲する病にかかっている身としては、どこか物足りなさを感じてしまう部分があったのも事実でした。
そんな私が担々麺の美味しさを教えてくれたのは、池袋で健康診断を受けた帰りに立ち寄った六坊担担面の汁なし担々麺です。朝食を抜いていた体に辛味と痺れと旨味が染み渡り、感動と胃腸の痛みに悶えました。
以来、長きにわたり美味しい担々麺とは四川式の担々麺であると思い定め、お店に通い詰める・・・のではなく家で食べる方法を模索する日々を過ごすことになります。
(濃厚な担々麺が不味いとかではなく、麻辣中毒による偏った感想です)
そして、長い旅路の果てに目当ての品をハナマサで見つけたので、今回紹介させていただくに至りました。
ちなみに、本記事を作成するまで知らなかったですが、やはり発祥は四川省ということでよさそうです。
清代の1841年頃、四川省自貢の陳包包というあだ名の男性が考案して、成都で売り歩いたと言われる。元々は、天秤棒の片側に豆炭を使う七輪と鍋を、もう一方に麺・調味料・食器・洗い桶などを吊して、担いで売り歩いた。鍋はまん中に区切りがあり、片方には具を、片方には湯を入れるようにしていた。温かく、辛い麺を出したのが受けて流行ったという。
本場の四川省では、日本で言うところの「汁なし担々麺」が食べられている。元々、天秤棒を担いで売り歩いていた料理であり、スープを大量に持ち歩くのは困難であったことから、「汁なし」が原型である。日本の汁椀からご飯茶碗程度の小さな碗に入れて売られる事が多く、一杯あたりの量は少ない。小腹が空いたときに食べる中国式ファーストフードの一種と考えられている。麺は一般的にストレートの細麺で、鹹水は使わないので色は白い。
引用元:Wikipedia(担々麺)
お店の概要・特徴
お店の概要
お店の概要・特徴に関しても、申し訳ありませんが、火鍋編の記事を参照いただければと思います。
肉のハナマサ店舗イメージ
お店の特徴
火鍋編に記載した通り、明らかに業者向けの商品を揃えているだけではなく、本場中国の食べをそろえているのがハナマサです。
ハナマサブランドで売り出している麻辣醤、食べるラー油等も取り揃えていますが、こちらはまだ購入したことがないので、別途購入・使用したうえで記事にしたいと思います。
商品の評価
こちらの商品は本場感を醸し出しつつも、日本製です。
火鍋で若干感覚がマヒしている可能性もありますが、パッケージを見る限りだと普通な感じです。普通に美味しそうです。羊の皮を被った牛・・・もとい狼なのか、本当に羊なのか惑わせるパッケージと言えるでしょう。
中身は麺とスープという至ってシンプルな構成です。
なお、相変わらず段取りが悪く、撮影後の中身を撮り忘れたため画像なしです、、、、
で、特徴的なのが、味付けだけではなく、麺まで本場志向である点です。
そのままではただの麺になってしまうので、外袋のイメージ写真に近づけるべく、トッピングとして砕いた麻辣ピーナツと肉味噌、ネギを用意しています。
(肉味噌は嫁が作りました。甘めの味付けです。ピーナツはハナマサで購入したものを細かく砕きました。が、CGCグループで販売されている麻辣ピーナッツのほうがピーナッツの割合が少なくて美味しいので、麻辣中毒の方であればそちらをお勧めします)
で、この商品、初めから日本人受けを捨てて本場に寄せるつもりで作られているのか、麺が日本でおなじみの黄色い中華麺ではなく、白いストレート麺です。
麺だけで見れば市販されている中華麺のほうが美味しいと思うんですが、スープと合わさった途端に発揮されるポテンシャルに、後程驚かされることとなります。
で、完成した画像がこちら。
肉味噌、長ネギ、ピーナツを混ぜる前の画像は例によってありません。
香りは割と普通です。普通に美味しそうです。
で、一口食べて気づくのが、麺の特徴です。コシとかは特にないんですが、とにかく面の表面に粘り気があるというか、スープが異常に絡みます。
食べるとすぐに辛味と痺れと旨味が感じられて、食べ進めるほどに胃に違和感を覚える、これまたハナマサ火鍋ばりの本格派。池袋で食べたあの味です。トッピングなど細かい部分の差はあれども、再現度は非常に高いです。
(嫁が作ってくれた肉味噌はあえて甘口にしてくれたとのことで、これまた麺の美味しさを増幅してくれました。肉味噌を作られる方は甘口を推奨します)
なんだかんだ止まらなくなってあっという間に麺を完食してしまうわけですが、問題が1つ。普通に食べるとどうしても具が余ります。
ですが、そこは安心の飯割りで最後の1滴まで余さず刺激物具とスープを堪能できます。抵抗のない方はあらかじめご飯を準備しておくことをお勧めします。
火鍋と同様、次の日にお腹がどうなるかわかっているのに、美味しさのあまり止まらなくなる。非常に危険な商品でした。
まとめ
危険度よりも美味しさが勝っていると思います。こちらは初めての人でもお勧めできます。
が、少々不安な方は本記事の序盤で紹介した六坊担担面さんに一度行き、四川担々麺がどのような感じか、を確認しても良いと思います。
美味しく食べられた方は、間違いなく本商品も買いです。具を用意する手間があるとはいえ、コストパフォーマンスは相当に高いのではないでしょうか。
中毒性がある点は火鍋と同様ですが、体へのダメージという面では相対的に優しいので、リピート間隔が多少短めでも許されるかもしれません。多分。
おうちで食べられるガチ中華その2、ハナマサの汁なし担々麺。
ぜひお試しください。